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経済よもやま話

日本の年金制度について

2015-10-16
さて、経済四方山話です
 
第一回は、これから何回かに分けて、日本の年金制度について
 
「私見を多分に含む」お話をしていきたいと思います。
 
日本の年金制度は諸外国と違い、3階建ての年金制度になっています。
 
一階部分は、国民の皆さんが加入する国民年金。
 
二階部分は、サラリーマンが加入する厚生年金と公務員が加入する共済年金(一元化されます)。
 
三階部分は、企業年金といわれる部分で、確定給付企業年金、確定拠出年金と、厚生年金の資産を一部代行する厚生年金基金。
 
の3種類があります。
 
ざっくり言うと、夫婦二人で、一階で7万円くらい、二階で15万円くらいもらえます。
(左記は一例で、実際は個人差がかなりあります)三階は企業によって様々です。
 
日本の年金制度は、このように3種類の制度に支えられる一方で、加入者から集めた資産を金融市場で所定の利回りを獲得するため運用していくことが必要になります。
 
残念ながら、運用では、2012年のAIJ事件を機に厚生年金基金が制度廃止に追い込まれ、三階部分の年金の一角が無くなるという事態になっています。
 
しかしながら、
 
新聞等ではあまり報道されませんが、国の法改正が粛々と進められ、年金制度の大改革が始まろうとしています。
 
諸外国と比べて不利な法改正もある一方、有利な面の法改正も進められています。
 
これから、日本の年金を取り巻く環境や今後の見通し、また金融市場の動向など、勝手に「私見を多分に含んで」お届けしたいと思います。A
 
 
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